自宅のパソコン環境はデュアルディスプレイで、1 枚を縦にして置いているのですが、縦を上下半分で別々のウィンドウを開きたいということがあります。
Windows 10 の標準機能スナップでは、ウィンドウを画面端に持っていくだけで、左右と 4 分割が可能です。
上下分割は対応していないので、自身でうまいことウィンドウを分ける必要がありましたが、最近になって PowerToys の FancyZones という機能で、綺麗に上下半分に分割できることを知りました。
PowerToys とは
microsoft/PowerToys: Windows system utilities to maximize productivity
PowerToys はどうやら Windows XP までに搭載されていた機能で、OS の発売までに間に合わなかった機能をまとめたもののようです。
初めて触ったのが Windows Vista からだったので、こないだまで存在を知らなかったのですが、Windows 10 向けに Microsoft がオープンソースとして開発しているそうです。
Windows 10 向け PowerToys のインストール方法
PowerToys のリリースページからインストーラーが入手できるので、そちらを実行するだけで利用できるようになります。
chocolatey にも最新のものが公開されているので、自分はそちらを使いました。
cinst -y powertoys
FancyZones の使い方
Windows 10 向けの PowerToys にはいくつかの機能が含まれています。
- FancyZones
- Shortcut Guide
- PowerRename
- File Explorer
- Image Resizer
- Window Walker
FancyZones は Windows のスナップ機能を拡張したようなもので、ディスプレイ単位で、左右だけではなく上下やグリッド、また自由な配置が可能です。
Windows キー + @キーで FancyZones の設定画面を開くことができます。
この画面では、設定画面を開いたディスプレイごとに分割の方法を選ぶことができます。そのため、横向きのディスプレイでは左右、縦向きのディスプレイでは上下のように設定が可能です。
レイアウト選択後、Shift キーを押したまま配置したいウィンドウをドラッグすると、先程選択したレイアウトが半透明で表示され、そこへドロップするとウィンドウがリサイズされます。
Microsoft が開発しているということもあって、かなり使い勝手が良いです。
FancyZones 以外の機能はあまり使っていませんが、複数ファイルのリネームや画像のリサイズなど便利なものはありそうなので、PowerToys はとても便利なソフトウェアだと思います。