昨日帰宅後、早速自分のパソコンに WSL を入れたところ、非常に快適なことが分かりました。
WSL の有効化
WSL は以下の手順で有効化できます
- コントロールパネルを開く
- プログラムを開く
- Windows の機能の有効化または無効化を開く
- Windows Subsystem for Linux (日本語にで書かれている場合もある)にチェックを入れ有効化
- 再起動
WSL
を有効化するとコマンドラインからwsl
というコマンドが使えるようになります。
試しに入力するとディストリビューションが存在しない旨が表示されるので、Windows Store から使いたい Linux のディストリビューションをインストールします。
私は Ubuntu-18.04 をインストールしました。
ディストリビューションを起動したあとで、再度コマンドラインにwsl
と入力するとディストリビューションに接続することができます。
WSL の良い点
- Linux のコマンドがフルで使える
3 月に Linux コマンドの勉強をし、便利さに気づいたので Windows でも使いたかったのですが、コマンドプロンプトや PowerShell では殆どと言っていいほど使えません(当然ですが)。
PowerShell
ではls
が使えますが、対応しているオプションが少なく、コマンドプロンプトはls
すら使えません。
そのため、2 日ほど前から Linux コマンドが使える Git Bash
を使い始めましたが、こちらもコマンドの詳細を調べるman
コマンドが使えなかったりと不自由でした。
しかしながら、WSL では使いたいコマンドが全て使えます。
- Windows のディレクトリ群と自動でマウントしてくれる
WSL は起動した時点で Windows のディレクトリを自動でマウントしてくれるので、上記と合わせてコマンドラインから Windows のファイルを操作できます。
Windows
のコマンドラインからwsl
で接続すると、デフォルトのワーキングディレクトリは/mnt/c/Users/ユーザ名/
になっています。
エクスプローラー(GUI)から目視で探さなくても、Linux コマンドでさっと見つけることができるようになりました。
- 再起動しても自動で立ち上がる
一番驚いたことですが、WSL は一度起動するとその後パソコンを再起動しても自動で立ち上がってくれます。
今まで Vagrant と VirtualBox を使っていましたが、結局意識して起動することが必要で、また起動にも時間がかかっていました。
WSL は自動ですぐに立ち上がってくれるので、Linux コマンドだけを使いたいと言うときにもわざわざ起動の手間がありません。
感想
WSL はネットワーク周りとファイルの I/O で問題があるということでしたが、今の所その問題を意識するようなことはありません。
WSL2 ではその問題が改善され更に快適なものになるということなので、非常に楽しみです。